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はじめてのゲーム理論~2つのキーワードで本質がわかる~(ブルーバックス B-1782)
川越 敏司
著
発行年月 |
2012年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
222p |
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大きさ |
18cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/経済学/数理経済・計量経済・統計学 |
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ISBN |
9784062577823 |
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商品コード |
1011163883 |
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NDC分類 |
331.19 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2012年09月4週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1011163883 |
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著者紹介
川越 敏司(著者):かわごえ・としじ 1970年、和歌山県生まれ。福島大学経済学部卒、大阪市立大学大学院経済学研究科前期博士課程修了、博士(経済学)。現職は公立はこだて未来大学システム情報科学部複雑系科学科准教授。著書に『行動ゲーム理論入門』(NTT出版)、『実験経済学』(東京大学出版会)など。訳書にスティーブン・J・ブラムス著『旧約聖書のゲーム理論―ゲーム・プレーヤーとしての神』(東洋経済新報社)、ロナルド・ナッシュ著『幼子の救い-悲しむ親への慰め』(新教出版社)、キャシー・ブラック著『癒しの説教学-障害者と相互依存の神学』(共訳、教文館)など。
内容
経済学の分析道具として発展したゲーム理論は生きるための多くの知恵も与えてくれる。「利己的な人」を想定したナッシュ均衡と、「全員の利益」を最大化するパレート効率性が一致しないジレンマ。その解決のために考えられるさまざまなメカニズム・デザインと、理想のルール設計は不可能であるとする不可能性定理──人間社会の限界をも示唆するゲーム理論を学んで、したたかに生きよう。(ブルーバックス・2012年8月刊)
やさしいようで、実はけっこうややこしいゲーム理論。その上澄みだけを抜き出して、ビジネスに役立てよう!という本はたくさんありますが、それではゲーム理論の本当の面白さ、深さを味わうことにはなりません。
人間が本来持っている理不尽さ、ずるさ、弱さ、そんな人間がつくる社会のさまざまな問題点をありのまま見つめて、モデル化していくことにゲーム理論の真骨頂があります。それらの問題を根絶しようと無理をするのではなく、問題と共存しながら、それらのリスクを抑えるためのルールをどうつくるかに知恵をしぼるのが、ゲーム理論という学問なのです。
ナッシュ均衡とパレート効率性のジレンマ、それを克服するためのメカニズム・デザイン、さらに理想のルール設計は不可能であることを示唆する不可能性定理。豊富な実例とともにこれらの言葉を理解し、本当に社会や人間とかかわりあえるゲーム理論を身につけてほしい。そんな著者の真摯な思いがほとばしる一冊です。