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生き物の進化ゲーム~進化生態学最前線:生物の不思議を解く~ 大改訂版
酒井 聡樹,
高田 壮則,
東樹 宏和
著
発行年月 |
2012年11月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
9p,252p |
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大きさ |
21cm |
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ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/生物学/生態学 |
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ISBN |
9784320057241 |
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商品コード |
1011801450 |
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NDC分類 |
468 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2012年12月5週 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2012/12/23 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1011801450 |
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内容
1999年の初版以降,大きく発展した進化生態学・行動生態学の成果を盛り込み,大幅に書き換えた大改訂版!!
本書は,「生き物がうまく適応している」という視点から生き物の不思議さが進化した理由を探る本である。
本書に登場するのは,読者が身近に感じることができる話題ばかりである。これは,身近な話題を選んだというよりも,「身近なものほど不思議」という法則が生物の進化にはある(?)からである。そしてその不思議さがなぜ進化したのかを,種の違い,ときには動物植物の違いを越えて,できるだけ統一的に理解することを目指していこう。
本書は,生き物に関する読み物として,一般の読者に楽しんでいただくために書かれている。そのため,生物学の知識が無くても理解できるように配慮している。章によっては多少の数式が登場するが,いずれもごく基本的なものである。
第1章ではまず,進化が起きる仕組みを解説する。この章に登場する自然淘汰説は,本書全体を通して,生き物の不思議さを解き明かすための根本的な拠り所となるものである。そして第2,3 章では,自然淘汰説に基づいて生き物の不思議さを解き明かすための2つの理論─最適戦略論とゲ-ム理論─を紹介する。特に明示していなくても,この2つの理論のどちらかが,第4章以降において生き物の不思議さを解き明かすための道具となっている。第4章以降には,生き物のさまざまな不思議さが登場する。登場するのは,みなさんにとっても身近に感じることができる話題ばかりである。これは,身近な話題を選んだというよりも,「身近なものほど不思議」という法則が生物の進化にはある(?)からである。そしてその不思議さがなぜ進化したのかを,種の違い,ときには動物植物の違いを越えて,できるだけ統一的に理解することを目指していこう。本書を読んで,今までとは違った視点で生き物の不思議さを見るようになっていただけたとしたら,それは執筆者一同にとって大きな喜びである。(まえがきより抜粋)