フィクション論への誘い~文学・歴史・遊び・人間~
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内容
目次
序章 フィクション論の問題圏 1 フィクションの諸相(虚構のなかの遊び-瓢箪からコマの出る話 透明人間の夢-SFと"本当らしさ" 「道に沿って持ち歩く鏡」のたくらみ-メタフィクション、信頼できない語り、その他の騙り) 2 フィクション論の新たな地平(痕跡・記号・運動-実写フィクション映画の存在論 あなたは誰?わたしはどこ?歌謡曲のフィクション論のために プロレス、あるいは虚実の間) 3 フィクションと歴史叙述(語(騙)り継がれるカティリーナ-「共和政末期の没落」をめぐる歴史叙述とフィクション フロイトの「歴史小説」-『モーセという男と一神教』草稿序文を読む 歴史叙述と「想像力」-戯曲を素材に) 4 原理的問いかけ-現実、表象、語り(ヴァーチャルリアリティーはフィクションに何をもたらすか フィクションについて精神分析は何を語れるか-フロイト/ラカンの観点から 語る行為の存在論)
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