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【アジア太平洋地域の人権 論文選集 全4巻】
Human Rights in Asia and the Pacific(Critical Concepts in Asian Studies) H 1554 p. 14
Saul, Ben,
Renshaw, Catherine
編
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価格
\325,891(税込)
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発行年月 |
2014年05月 |
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出版国 |
イギリス |
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言語 |
英語 |
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媒体 |
冊子 |
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装丁 |
hardcover |
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ページ数/巻数 |
1554 p. |
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ジャンル |
洋書/社会科学/法学/憲法 |
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ISBN |
9780415834674 |
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商品コード |
1014186318 |
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国件名 |
アジア/
オセアニア
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2014年12月 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1014186318 |
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内容
アジア太平洋地域は人口規模で見ると世界最大の地域の一つですが、人権保護に関する地域的・国家的制度が、特にヨーロッパやアメリカ、そしてますます発展しているアフリカのよく開発されたシステムと比べると未開発であることは長く知られています。アジアは世界のどの地域に比べても人権保護条約の採択率が低く、地域の多くの国で深刻な人権侵害が行われていることが記録されています。また、アジアは国際人権の普遍性に関して概念的な課題を提示しています。例えば「アジアの価値(個人よりも集団、政治的なものよりも経済的なもの、裁定よりも妥協)」が西洋の考える権利と一致しないという議論があげられます。同時に、いくつかの法域で革新的な人権慣行や人権保護が開発され、国境を超えたレベルではそれらが増加しています。
アジア太平洋地域では人権に対する学術的・実務的関心が増加しつつあります。これは一部には、東南アジア諸国連合(ASEAN)と太平洋諸島フォーラム(PIF)によるそれぞれの地域における人権保護強化の努力の影響があります。この編集されたコレクションは、アジア太平洋地域の人権課題の全域にわたって執筆を続けてきたこの分野を代表する研究者を一同に集めることによりこの分野に対して時宜を得た独特の貢献をしています。この文献が特に強みとして持っているのは、主流の法学議論において時おり過小評価されている重要なアジア太平洋地域の研究者が包含されていることです。この書籍は法学(国際、比較アジア、公共、憲法、人権)を専門とする研究者や学生とともに、国際関係論や政治学、アジア論、人権といった分野の読者の関心も集めるでしょう。