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【日本のポピュラー・カルチャー 全4巻】

Japanese Popular Culture(Critical Concepts in Asian Studies) H 1632 p. 14

Allen, Matthew, Sakamoto, Rumi  編
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価格 特価  \297,907(税込)         

発行年月 2014年06月
出版社/提供元
出版国 イギリス
言語 英語
媒体 冊子
装丁 hardcover
ページ数/巻数 1632 p.
ジャンル 洋書/社会科学/社会学 /カルチュラルスタディーズ
ISBN 9780415827898
商品コード 1014446270
国件名 日本
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2014年12月
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1014446270

内容

日本の大衆文化は予期できず魅惑的な方法で発展してきました。第二次世界大戦の影と初期の中国従軍から始まった現代の大衆文化から、日本の一体感は複数の有力メディアにより争われ、試され、再考され、再構成され、復活されました。しかし、大衆文化は日本の個性と他者である事の表現において常に特定の立ち位置を確保し続け、日本国内での生活をわがことのように経験できる機会を提供してきました。

この新しいRoutledgeコレクションの第1巻に集録された論文は日本の大衆文化の戦後の歴史についての包括的な概観を提供しています。トピックとして、日本における大衆文化の学術分野としての起こりやマンガとアニメの起源、検閲や戦後の占領時における大衆文化といった様々な文化的な人工物と現象の分析、1970年代におけるカワイイ文化の起源、1980年代のストリートファッションなどが取り上げられています。
一方で第2巻と第3巻は21世紀に焦点を当てています。特にここ十年の間で日本の大衆文化の国境を越えた存在が拡大し、それに対する研究が深さと多様性の両面で増大しました。これらの巻号で調査されているテーマは、大衆文化におけるデジタル技術の役割や、ロリファッションやメイド喫茶、オタク文化、ポップとして再発明された伝統音楽とともにより世間一般に浸透したアニメやテレビドラマ、少女漫画といった難解な文化的人工物と活動などが取り扱われています。ひとまとめにすると、この巻では21世紀の日本の大衆文化の特質について、その複雑で雑多な本質を明らかにしています。
コレクションの最終巻では日本の大衆文化とグローバリゼーションに関連した境界問題を取り扱っています。日本がその国際的な「ソフトパワー」を「クールジャパン」戦略で拡大しようとしているときに学会は日本の大衆文化輸出に関する政治経済的影響に大きな関心を寄せ始めました。ソフトパワーというレトリックは特にアジアにおいて大衆文化の重要な目標となるようになり、日本の地域的な影響は様々な角度から分析されてきました。Nye、Huat、とIwabuchiらによる影響力の大きい論文に加えて、第4巻の最初の節を執筆した著者達は日本の大衆文化産業の勃興を検討し、「日本ブランド」「クールジャパン」「キュートジャパン」といったトピックの社会経済的、政治経済的影響を調査しています。第2節ではソフトパワーについての事例研究が前面に押し出され、人々や文化に対する影響についての分析が展開されています。ひとまとめにすると、この巻に集録された論文は、日本の大衆文化の国際化における高度に流動的で複雑な本質を明らかにしています。

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