内容
シリーズ「子どもの気持ちを知る絵本」は、不登校(①)や家庭不和(②)、発達のかたより(③)などの理由で、元気でいられなくなってしまった子どもたちの気持ちを描いています。絵本を通して読むことで、子どもたちとのかかわりのヒントを見つけられるよう構成しています。本書が、子どもたちが「私は大丈夫」と感じられるよう、生き生きと過ごすことができるようになるきっかけとなれば幸いです。【あらすじ】主人公のミクは、学校でみんなから浮かないように、気づかいながら過ごしていました。そのうちにミクは学校に行けなくなってしまいます。あせりや不安、罪悪感から、お父さん、お母さんともうまく話せず、ミクはこころの扉を閉じてしまいます。相談に行ったお母さんの気持ちの変化、いつもとかわらない態度で接してくれたおばあちゃん…だんだんとミクの止まっていた時間が、動きはじめます。