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【近代オリンピック大会の歴史:公式報告書および関連書籍復刻叢書 第1回配本: ロンドン大会 (1908年開催) 公式報告書】
History of the Modern Olympic Games, Series 1(Development of Modern Olympic Games) hardcover 2 Vols., 910 p. 15
発行年月 |
2015年04月 |
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出版国 |
日本 |
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言語 |
英語 |
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媒体 |
冊子 |
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装丁 |
hardcover |
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ページ数/巻数 |
2 Vols., 910 p. |
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ジャンル |
洋書/社会科学/社会学 /カルチュラルスタディーズ |
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ISBN |
9784905211075 |
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商品コード |
1016924029 |
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国件名 |
イギリス
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本の性格 |
学術書 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1016924029 |
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内容
1900年のパリ(第2回大会)、1904年のセントルイス(第3回大会)は、あくまで万国博覧会の一環としての開催であり、植民地の先住民を見世物的な扱いで競技させるなど、オリンピック理念が根本から崩れていました。さらに、次回に予定されたローマも、1906年のヴェスヴィウス火山の噴火による災害を理由に開催を辞退します。こうした危機的状況を受け、本大会は、仏英博覧会との同時開催ながら、転換期にあった大英帝国が近代スポーツ発祥の地としてのプライドを賭け、競技大会の自治と独自性、組織としての管理運営体制を確立、かつ観客動員型の大会として成功させた歴史上初のオリンピック大会となりました。加えて、国毎のエントリー方式の採用が、代表としての意識を高めるとともに、英米の国際経済における覇権争い、ドイツの軍事力増強がもたらす欧州諸国との政治的緊張などを背景に、国家間のナショナリズム対立が、競技会内外で大きく表面化した点も特筆されます。
本書は各競技ごとにその内容と公式記録を、文章と豊富な写真図版で、極めて詳細に記述したもので、国際オリンピック委員会、イギリスオリンピック委員会長デスボロ卿他の献辞、近代オリンピック慨史、開催に至る経緯・準備プロセスの説明、会場写真、競技リストを巻頭に付しています。