本書は、MDアンダーソンがんセンターの Patricia J. Eifel 博士と Ann H. Klopp 博士の幅広い臨床経験を読みやすく一冊にまとめた実用的なガイドで、一般的な臨床上の問題への実践的アプローチを提供します。様々な臨床設定における放射線治療の役割の評価法、患者の担当医や患者に対する治療推奨事項の理論的解釈の説明の仕方、具体的な臨床問題に対応するために様々な外照射技術や小線源治療技術を応用すべき場面とその方法、治療中および治療後の患者の監視・管理の仕方など、この分野の実践的な側面を取り上げています。本書では以下の項目に重点を置き、婦人科がん患者の治療にすぐに応用できる内容となっています。
【本書の特徴】
・婦人科放射線腫瘍学の日常実務においてよく見られる技術、手法、難しい判断に関する情報を網羅
・初期評価や治療の推奨、放射線治療の計画から実施のプロセスから、治療後の再発や治療に関連する副作用のモニタリングまで、重要な情報をまとめた700以上の図表
・原発部位、腫瘍生物学の原理、総合管理、臨床評価、放射線治療の計画や実施、症状管理の他、個別の疾患部位の特徴などを網羅
・各概念をいかに実際の臨床的場面に応用できるかを示す50件以上の症例研究
・重要な治験、関連データのメタ分析、質の高いレビュー記事に重点を置き、特に臨床上の意思決定に役立つ参考情報を提供
・臨床文献から得た洞察だけでなく誤った解釈をしがちな場面についても解説しながら、試験の結果をより正確に日々の臨床実務に応用する方法を提案
・テキストや関連トピックを見つけやすくする多くの相互参照機能
・タブレット/スマートフォン/PCで利用可能なeBookが付属