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Immunotherapy of Cancer hardcover IX, 358 p. 16
Yamaguchi, Yoshiyuki
編
発行年月 |
2016年03月 |
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出版国 |
日本 |
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言語 |
英語 |
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媒体 |
冊子 |
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装丁 |
hardcover |
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ページ数/巻数 |
IX, 358 p. |
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ジャンル |
洋書/生命科学・医学/がん科学/がん科学 |
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ISBN |
9784431550303 |
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商品コード |
1017741368 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2015年12月 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1017741368 |
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内容
本書は、まさにがん免疫療法の時代が到来したと同時に出版され、がん免疫療法の合理性、現状、今後の展開についてまとめた一冊である。
免疫系と免疫チェックポイントの構成、抗原提示と抗原認識に関する機序、有益なモダリティ、臨床試験とそのガイダンス、個別化、バイオマーカーを解説。これらはいずれもがん免疫療法の成功を理解する上で欠かせない。この画期的な治療法は、手術、化学療法、放射線療法といった標準治療に次ぐ、第4のがん治療法として世界中で研究されている。
腫瘍免疫学の基本的理解が進み、臨床試験の近年の進歩により、2010年にがんワクチンが、2011年に免疫チェックポイント阻害薬が米国で承認され、新たな道が開かれた。現在、がん化学療法や放射線療法の専門家の間でさえ、免疫系が腫瘍根絶に重要な役割を果たしていることは周知され、米国の承認を得た後、がん免疫療法に関する多くの臨床試験が実施されている。
免疫療法は腫瘍の縮小のみならず、患者の生存期間の延長にも大きな価値があることは明らかである。本書によって読者はがん治療のパラダイムシフトを容易に理解でき、がん免疫療法の重要性を認識することになるだろう。