英語で執筆されたものとしては最も完全な欧州人権条約とその議定書に関する最新逐条注釈書。
権利の実体、裁判所の仕組み、その判決の執行など、条約のあらゆる部分へのエントリー・ポイントを提供。条約の各規定や条項、およびそれら自体は条約には組み込まれていないが現行法に適用されている議定書1, 4, 6, 7, 12, 13と16を取り上げた個別の章が設けられている。
各章の内容：
* 欧州人権条約の規定を国際人権法の文脈に据えた序文。
* 起草の歴史あるいは規定の準備作業についての再調査。
* 欧州人権裁判所や欧州人権委員会の判例法を参照しながら、テキストと法的問題の解釈に関する議論。
* 規定に関する選択参考文献。
欧州人権条約に関する徹底的な再考察を通した包括的かつ簡潔な注釈書である本書は、人権法、EU法や国際公法の実務家、学生、ジャーナリスト、および世界で最も成功している人権体制に関心のある全ての人々にとって理想的な、分かり易く有用な情報源となっている。