中国21<Vol.43(2015.8)> 特集中国近現代文学研究
内容
目次
「中国近現代文学研究」の特集にあたって 〔座談〕 映画『黄金時代』から魯迅、郁達夫、張愛玲へ(李欧梵×安部悟×星野幸代×楊韜×謝琼 司会 黄英哲) 〔論説〕 摩羅からノーベルへ──現代文学と公民の論述(王徳威) 中国文学にとって世界とは何か?──魯迅「出関」と〈文〉の普遍性(橋本悟) 中国当代文学史の“過渡的状態”(王堯) 近代漢詩と南洋視域(ビジョン)(高嘉謙) 「声」と中国文学の現代における転換──洪深『戯的念詞与詩的朗誦』を起点とする検討(梅家玲) 穆旦における「神」の変遷(松浦恆雄) 詩に浄化される身体──余秀華という現象とその詩(小笠原淳) 梅娘の日本滞在期と『大同報』文藝欄──小説「女難」と梅娘の描く日本(羽田朝子) 北京で語られるアメリカ像──宗璞の一九四九年、イーユン・リーの一九八九年(濱田麻矢) トンドゥプジャとインド的伝統──チベット現代文学の誕生をめぐって(大川謙作) 紅色の水先案内人──李永平のミューズ朱鴒をめぐって(及川茜) 〔特別寄稿〕 顧みすれば七十年──魯迅のことども(北岡正子) 「満洲国」の文学研究──資料で語る三十年(岡田英樹) ある「留東婦女」の思い──裴曼娜「留東雑感」を読む(小谷一郎) 私と中国現代通俗文学研究(范伯群) 〔書評〕 齋藤道彦著『尖閣問題総論』(三好正弘) 陳偉智著『伊能嘉矩── 台湾歴史民族誌的展開』(笠原政治) 王甫昌著 松葉隼・洪郁如訳 『族群── 現代台湾のエスニック・イマジネーション』(日野みどり) 〔書訊〕 『戯曲 駱駝祥子』原作 老舎 脚本 梅阡 訳注 大山潔(樋泉克夫)
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