Video Games and Gaming Culture(Critical Concepts in Media and Cultural Studies) H 1720 p. 16
内容
ビデオゲームやインタラクティブなコンピュータゲームは現在ではテレビや映画の競争相手となる巨大な産業となっています。さらに、ゲームはただの娯楽分野を越えてその重要性を高めています。ゲームとその技術は、教育や政治、軍事目的を含め様々な分野に適用されはじめています。したがって、おそらく驚くべきことではないのですが、ゲームの文化的・社会的・経済的重要性は現在では学術的な調査や研究の観点でも大きく成熟したものとなっています。
研究がかつて無いほど盛んになっており、Routledge発行の「Critical Concepts in Media and Cultural Studies」シリーズの新刊であるこの文献はゲームとゲーム文化への多方面からの概観を提供するとともに、4巻構成で最良の基礎的な、また、最先端の研究成果を整理しています。
この分野を代表する研究者である、Mark J. P. Wolfによって編集されたこのコレクションはゲームの社会文化的・政治的・経済的側面を幅広い視点から網羅しています。収録された論文は、ゲーム設計やゲーム開発に関する課題を調査しており、ゲームを文化的な人工物とした詳細な分析を提供しています。また、人種や階級、ジェンダー、セクシュアリティといったことに関連する政策的課題に取り組んでいます。
本書は包括的な索引と編集者によって書き下ろされた導入文で補足されています。