民俗学の根底にあるのは、私たちの目の前の生活がなぜこのようなあり方をしているのか、ということに対する関心や疑問です。時の推移とともに生活文化の様相は常に変化してゆきますが、民俗学では伝承という営みに注目しながら、その背後に横たわる意味やしくみ、また、どのような関係性の中に成立し機能しているのか、そして現代にいたるまでの歴史的な移り変わりの姿、そこに込められた人々の心意や知と技といった課題を明らかにしようとしています。 本書は柳田國男が切り拓いて以降、現在まで蓄積されてきた民俗学の成果を踏まえながら、さらに最新の研究動向を盛り込んだ中項目主義の事典です。従来の事典(辞典)に見られるような用語解説集ではなく、類書にはない新鮮な切り口で項目(見出し語)を厳選しました。「ワン・テーマ:見開き2ページ完結」という形式を採用し、初学者から研究者までが、興味深く、楽しく読める内容です。歴史学や文化人類学など、隣接する学問分野の研究者が関心を寄せるテーマについても民俗学の視座からの話題を提供しています。この分野で15年ぶりの待望された斬新な事典です。
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