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擬制の論理自由の不安~近代日本政治思想論~
松田 宏一郎
著
発行年月 |
2016年06月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
6p,322p,26p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/政治学/政治思想史・政治理論 |
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ISBN |
9784766423532 |
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商品コード |
1020712007 |
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NDC分類 |
311.21 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2016年07月5週 |
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書評掲載誌 |
読売新聞 2016/09/18 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1020712007 |
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著者紹介
松田 宏一郎(著者):1961年生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。立教大学法学部教授。法学博士(東京都立大学)。著書に「江戸の知識から明治の政治へ」「陸羯南」など。
内容
▼福澤諭吉から丸山眞男へ 思想家たちが擬制fictionの論理によって構成した、さまざまなる「自由な主体」。 それらの理論的強度を精緻に検討し、近代日本における政治的言説の存立条件を明らかにする。 「擬制fiction」という思考の技術は、近代日本の政治思想の担い手たちに、自由、平等、あるいは自治を権利として主張し守る主体を理論的に構成する新たな途を開いた。するとそこには、彼らが生きたそれぞれの時代相に密接に関わるさまざまな思想と、それらのせめぎ合いとが生まれた。侵害されてはならない権利主体は個人か集団か国家か。政治的共同性を可能にする集団的な価値や感情をどのように捉え、あるいは構想するか。そして、そもそも人々は自由になるべきなのか。こうした問いへの、福澤諭吉、中江兆民から丸山眞男にいたる思想家たちの見解とそれら相互の対立を精査。自由な主体の共存という課題に、不安におびえつつ、しかし果敢に応えようとした彼らの、豊かな理論的成果だけではなく方法的な失敗や視野狭窄をも明らかにする。日本における、擬制の論理の達成と隘路とをともに描き出す、待望の論文集。