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新・中華街~世界各地で<華人社会>は変貌する~(講談社選書メチエ 632)

山下 清海  著

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価格 \1,705(税込)         

発行年月 2016年09月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 214p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/社会科学/経済学/労働経済・人口
ISBN 9784062586351
商品コード 1021946252
NDC分類 334.522
基本件名 中国人(外国在留)
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2016年10月4週
書評掲載誌 日本経済新聞 2016/10/02
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1021946252

著者紹介

山下 清海(著者):1951年、福岡県生まれ。筑波大学大学院博士課程地球科学研究科修了(理学博士)。秋田大学教授、東洋大学教授等を経て、現在、筑波大学生命環境系(地球環境科学専攻)教授。専門は、人文地理学、華僑・華人研究。 
主な著書に、『東南アジアのチャイナタウン』(古今書院)、『シンガポールの華人社会』(大明堂)、『チャイナタウン―世界に広がる華人ネットワーク』(丸善)、『東南アジア華人社会と中国僑郷―華人・チャイナタウンの人文地理学的考察』(古今書院)、『池袋チャイナタウン―都内最大の新華僑街の実像に迫る』(洋泉社)、『改革開放後の中国僑郷―在日老華僑・新華僑の出身地の変容』(編著、明石書店)、『世界と日本の移民エスニック集団とホスト社会―日本社会の多文化化に向けたエスニック・コンフリクト研究』(編著、明石書店)など。

内容

「改革開放」以降に海外に渡った「新華僑」によって形成されたチャイナタウンすなわち「新・中華街」が、世界中に増えている。アメリカ、カナダはもちろん、ロンドン、パリ、さらにイタリアや東欧でも、「食文化」を武器として現地社会に溶けこみ、強いコミュニティををつくりあげているさまを、異色の地理学者が現地レポート。さらに、新華僑を送り出している中国の町=僑郷も訪ね歩く。華人社会の海外での「「強さ」の秘密とは?


近年、池袋駅北口に出現した「池袋チャイナタウン」は、中国料理店や食材店だけでなく、危険ドラッグの販売店などもあることから、物議をかもしている。しかし、こうした「新しいタイプのチャイナタウン」は、東京だけでなく、世界中に増えているのだ。1978年に始まる中国の「改革開放路線」以降、新たに海外に出ていった中国人、すなわち「新華僑」によって形成されてきたチャイナタウンを、本書では「新・中華街」と呼び、その実態を世界中に訪ね歩く。
チャイナタウンは、単なる「中国料理と中国食材の街」ではない。そこは、さまざまな事情と思いを抱えて海外に飛び出した華人たちが、新たな挑戦をする舞台であり、足掛かりである。アメリカ、カナダはもちろん、ロンドン、パリ、さらにイタリアや東欧諸国でも、「食文化」を有力な武器として現地社会に溶けこみ、地縁・血縁を絆とした強いコミュニティををつくりあげる華人社会がある。
本書はさらに、そうした新華僑を大量に送り出している中国の町=僑郷のいくつかをフィールドワークし、同郷・同族のパイプと、帰郷した「元・華僑」たちの暮らしも描き出す。
なぜ、日本人街や韓国人街、イタリア人街は世界中に広がらないのか? 華人社会の海外における「強さ」の秘密とは? 異色の地理学者によるフィールドワークの成果。

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