内容
これまで多領域で活躍してきた心理職が名実ともに国家資格化され、2015年より「公認心理師」として認可された。心理職にとって地殻変動に等しいこの国家資格化によって、職能や職域および教育や研修はどのように変動するのか? 多職種との協働はどのような質的変化を生むのか? 国家資格取得のための制度的変更点はどのようなものか?「医療・保健領域」「福祉領域」「教育・学校領域」「司法・矯正領域」「産業・組織領域」という主要5領域における他機関・他職種連携の期待と課題を各領域の専門家が語り、各職域の課題について心理職が語る相互コミュニケーションスタイルによって、新たな公認心理師の実像を鮮やかに描いていく。国家資格化によって浮上する多様な疑問に応える「必携公認心理師ガイド」。