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貧困なき世界~途上国初の世銀チーフ・エコノミストの挑戦~
ジャスティン・リン
著
小浜 裕久
監修
発行年月 |
2016年10月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
27p,309p,32p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/経済学/国際経済 |
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ISBN |
9784492444337 |
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商品コード |
1022374979 |
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NDC分類 |
333.8 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2016年11月3週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2016/11/20 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1022374979 |
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著者紹介
ジャスティン・リン(著者):1952年台湾生まれ。米国シカゴ大学にて経済学博士号取得。元・世界銀行チーフ・エコノミスト兼上級副総裁。北京大学国家発展研究院教授。著書に「北京大学中国経済講義」など。
内容
開発経済学はこの半世紀以上、政府主導から自由市場重視まで、両極端の政策を実験のように試行してきた。たとえば、1980~90年代はワシントン・コンセンサスといわれるビッグバン・アプローチが支配的な考え方で、市場の歪みを一気にすべてなくすことが市場経済化の成功のもとだと考えられてきた。だがこの先進国がつくった開発理論に沿って改革を推し進めた国は、みな、失われた20年を経験している。対照的に、主流派経済学の市場メカニズムの原理をまったく無視した、当時、一番悪いやり方だと見られていた、いわゆる「漸進的アプローチ」を実践した国は、みな成功を収めている。本書は、この、順調な高度成長を達成してきた東アジアの国々の経済発展の歴史からみて、一見中庸あるいは中道派にみえる後者のアプローチをとることが、実際の処方箋として非常に有効であることを現実の成果によって検証し、推奨する。 開発経済学に、「成功させるヒミツの魔法」があるわけではない。先進国の作った理論を鵜呑みにせず、そして先輩途上国のたどった軌跡をそのままたどることでもなく、自分の国の資源制約に適した政策を立て、地道に遂行することしか、発展への道はない。本書は、中国の発展のプロセスを克明に記し、各国ごとの特性にあわせた開発戦略のロードマップを描くことで、自国の発展のために日々頭を悩ませている途上国エコノミストにとって本当に役に立つ開発モデルの枠組みを提供する。