家族研究の最前線<1> 家と共同性
内容
目次
序章 家と共同性―家社会の歴史を鳥瞰する 加藤彰彦・戸石七生・林研三 第1部 家社会の成立史 第1章 戦国期畿内近国の百姓と家 坂田聡 第2章 中世・近世の宮座と家 薗部寿樹 第3章 関東における家の成立過程と村―地縁的・職業的身分共同体と家 戸石七生 第4章 近世後期における家の確立―東北農村と西南海村の事例 平井晶子 第2部 近現代における家社会の展開 第5章 家・宮座・共同体―近代移行期における家墓の普及と座送り慣行 市川秀之 第6章 家・同族論からみた家族企業の全体像―三井の別家に注目して 多田哲久 第7章 明治民法「家」制度の構造と大正改正要綱の「世帯」概念―立法と司法における二つの「家」モデルと〈共同性〉 宇野文重 第8章 下北村落における家の共同性―オヤグマキとユブシオヤ・ムスコを中心として 林研三 第3部 国際比較の視点から 第9章 婚出女性がつなぐ「家」―台湾漢民族社会における姉妹と娘の役割 植野弘子 第10章 「家(チプ)」からみた韓国の家族・親族・村落 仲川裕里 第11章 近世インドの農村における農民と「家」―18~19世紀のインド西部に注目して 小川道大 第12章 18~20世紀スウェーデンにおける世襲農場の成立過程 佐藤睦朗 終章 家社会の成立・展開・比較 加藤彰彦
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