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MeL
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【MeL】昆虫の哲学

ジャン=マルク・ドルーアン  著

辻 由美  翻訳
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価格 \13,068(税込)         

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発行年月 2016年05月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 電子
ページ数/巻数 212p,31p
ジャンル 和書
商品コード 1022699221
NDC分類 486.04
基本件名 昆虫
本の性格 学生用
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1022699221

内容

人間は昆虫をどう考えてきたのか、という問いに科学哲学から答えようとするアリストテレスはクモやサソリまで昆虫に入れていたし、18世紀フランスの博物学者レオミュールはワニまで昆虫に分類することを提案していた。また、人間に比してはるかに小型なその存在は、スケール効果にかんする議論のきっかけとなった。ハチやアリの巣に君臨しているのは王か女王かも、さんざん論じられた謎だった。昆虫学者の文体はプルーストのような作家にも影響をあたえ、社会生活をする昆虫は、共和制、王制、奴隷制度、労働といった人間社会の制度をめぐる議論とかさねられた。本書は「法の哲学」「芸術の哲学」「科学の哲学」「自然の哲学」などと同じ意味で「昆虫の哲学」だ、と序文にある。古代から現代まで、昆虫をめぐって人間が考えてきたことを、ダーウィン、ファーブルはもちろん、多角的にふりかえり、生物多様性、ユクスキュルの環境世界論、デリダの動物論にまで言い及ぶ、刺激的な科学エッセー。

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