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コンピュータが小説を書く日~AI作家に「賞」は取れるか~
佐藤 理史
著
発行年月 |
2016年11月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
213p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/理工学/情報学/人工知能 |
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ISBN |
9784532176099 |
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商品コード |
1023371977 |
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NDC分類 |
007.13 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2016年12月4週 |
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書評掲載誌 |
読売新聞 2017/01/22 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1023371977 |
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著者紹介
佐藤 理史(著者):1960年生まれ。北海道出身。京都大学大学院工学研究科博士後期課程電気工学第二専攻研究指導認定退学。名古屋大学大学院工学研究科電子情報システム専攻教授。工学博士。
内容
●日本の文学賞の中で唯一、日本経済新聞社主催の星新一賞にしかない応募規定が「人間以外(人工知能等)の応募作品も受付けます」。今年の第3回には遂に一次選考通過作も出たことが明らかにされた。選考過程は明らかにされていないが、2篇を応募した「きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ」の所属メンバーらの報告会が3月にあり、国内外のメディアが速報したのは記憶に新しい。これは単なる珍しい話題に過ぎないのか?●文藝春秋7月号の特集「2020年『日本の姿』」で「人工知能作家が芥川賞を狙う」と題してこの話題が取り上げられた。取材を受けたのは「きまぐれ~」を率いる松原仁・はこだて未来大学教授。松原教授はAIで小説を創作するための3つの要素を「物語生成」「文章生成」「作品評価」とし、今回は「文章生成」機能のみが使用できたことで「まだ人間が八割、AIが二割」と述べた。●ただ、本書で著者はこう述べる。「文章生成」がコンピュータにとってはもっともハードルの高い最初の難関だと。ひとえに日本語の問題であり、日本語によるイメージ構築力がコンピュータにとっては最難関なのだという。●たとえば時間・空間・年齢・性別などの情報が明記されている定型文書あるいはシナリオなどでもすでにコンピュータが作れる段階に来ていると言われている。小説がなぜハードルが高いのか、それは時間・空間・年齢・性別などの情報が明かされずに日本語が連関していき、法則性が見えないから。つまり、正解がないからだ。●今でもAIにとっては、プログラミングによる「剽窃」などは朝飯前。だが「剽窃」にならない文章を簡単な状況設定だけでやってしまえるとすれば人との関係はどうなっていくのか。現在のAI理解から解き放たれ、人とAIとの新たな可能性が見えてくる。その可能性の萌芽が見えるノンフィクションの好著!