森　一生（著者）：森久エンジニアリング代表取締役社長、同志社大学経済学部卒。
三菱電機より技術供与を受けて製品開発を行う家業を継ぎ約30年前から蛍光灯を光源にした植物工場開発に取り組む。植物工場の市場調査のため北海道から九州までキャラバンを行い農業の実態と植物工場の聞き取り調査を行う。その成果を活かし国内初の反射式蛍光灯植物工場を納入、国内初の日産1500株のレタス工場を完成。遠洋航海用植物工場システムを開発。その後、放物面反射方式を開発し特許を取得、蛍光灯の反射板は省エネ＆省スペースの高効率・高速栽培を実現し、世界で初めて結球レタスの栽培に成功。宝塚市でマイ野菜市民農園のレンタル型植物工場設備を開発・納入・共同運営をした。現在までに放物面反射板による高反射省エネ照明設備を使用した植物工場システムを全国に向けて11基を納入、すべて黒字経営の実績をあげている。現在、神戸大学農学部と連携しイチゴの研究を開始。また植物工場の特徴を最大限に生かした高品質野菜「モーベル」シリーズを完成、森久方式の植物工場を「みらいの里山」そこで栽培される野菜を「常旬たより」とネーミングする。

岡明　理恵（著者）：日本野菜ソムリエ協会認定アクティブ野菜ソムリエ、料理研究家。
野菜ソムリエとして生産者と生活者の笑顔を繋ぐことをモットーに活動。20代後半に肌荒れや健康トラブルを食生活で改善し、「美しい女性は野菜をたっぷり食べている」と野菜のチカラを実感。その経験から、レシピの提案や料理教室・野菜講座を主宰。また、自ら市民農園の「ジャスナ農園」で完全人工光型の水耕栽培で野菜を育てその成果を公開したり、産地野菜のブランディングにも力を注ぐ。2015年第4回野菜ソムリエアワードに近畿地区代表として出場。
（本データはこの書籍が刊行された当時のものです）
畑　祥雄（著者）：関西学院大学総合政策学部教授メディア情報学科所属、関学サイエンス映像研究センター長、写真家／映像プロデューサー。
写真集『背番号のない青春』、文／写真集『西風のコロンブス』出版。咲くやこの花賞（大阪市新進芸術作家賞）受賞。写真集『HANAKO』個展招待（ロッテルダムフォトビエンナーレ）。監督「シャモとレンコン畑」グランプリ受賞（京都国際映画祭ハイビジョンフェスタ）。『国際連合の基礎知識』（関西学院大学総合政策学部発行）関西学院大学総合政策学部編集委員会／出版プロデューサー。マイ野菜市民農園「晴耕雨読」プロジェクト総合プロデューサー。作品コレクション京都国立近代美術館など。
（本データはこの書籍が刊行された当時のものです）

現代日本農業が抱える諸問題に対応する方法の一つである植物工場。植物工場野菜にまつわる誤解をとき、新たな農業の姿を探る。