内容
超高齢社会の現代においては、内科治療で内臓機能を維持できても、足腰が弱って生活範囲が狭くなってくる患者、内科疾患による障害に加えて、変形性関節症など運動器疾患による重複障害を抱えた患者など、リハビリが必要になる患者がかかりつけ医のもとに訪れるようになってきている。本書は、リハビリに馴染みのない一般医向けに作られた、受け持ち患者をリハビリの現場へつなげるための指南書である。リハビリを全く知らない読者でも容易に理解でき、読後ただちに患者に指導できるように構成されている。しかも特別な器具も使わず、診察室や往診先で思い立ったらすぐ指導できる内容にもなっている。患者の生活機能や運動機能を改善できる「さらなる名医」になれる一冊。