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夢遊病者たち~第一次世界大戦はいかにして始まったか~<2>
クリストファー・クラーク
著
小原 淳
翻訳
発行年月 |
2017年01月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
p371〜844 88p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/歴史学/考古学・古代史 |
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ISBN |
9784622085447 |
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商品コード |
1023792757 |
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NDC分類 |
209.71 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2017年03月1週 |
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書評掲載誌 |
読売新聞 2017/02/26、毎日新聞 2017/03/19、朝日新聞 2017/04/02、日本経済新聞 2017/04/23、読売新聞 2017/12/24 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1023792757 |
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著者紹介
クリストファー・クラーク(著者):1960年オーストラリア生まれ。ケンブリッジ大学教授。専攻は西洋近代史、ドイツ近現代史。
内容
第一次世界大戦勃発の過程をこれほど克明に描いたものはないというだけでなく、本書が大きな注目を浴びた理由は、ドイツの戦争責任を強調する従来の定説を覆したことである。イギリス、フランス、オーストリア、ロシア、そしてセルビアといった国々、それらの政治指導者たち、国内情勢と外交関係の相互影響にまで射程を拡げ、公正な立場から考察したことは、著者の稀有な手腕を示すのみならず、激しい論争を呼び起こした。論争は今も続いており、第一次世界大戦が極めて現代の問題であることを証している。時代や状況に強く規定されながらも、そこに生きる個々の人びとこそが歴史を動かしている姿が、本書を読み終えたとき、慄然と浮かび上がるだろう。全2巻。――間違いなくこのテーマに関する決定版。微に入り細を穿った検証と、流麗な文章が結びついた稀有の書。圧倒的な質の高さに驚嘆と畏敬の念を禁じえない。学究の徒は銘記すべし、一級の史書(ヒストリー)は一級の物語(ストーリー)足りうる、と。(ワシントン・ポスト)