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いかにして民主主義は失われていくのか~新自由主義の見えざる攻撃~

ウェンディ・ブラウン  著

中井 亜佐子  翻訳
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価格 \4,620(税込)         

発行年月 2017年05月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 269p,57p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/社会科学/政治学/政治思想史・政治理論
ISBN 9784622085690
商品コード 1024585262
NDC分類 311.7
基本件名 民主主義
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2017年07月1週
書評掲載誌 朝日新聞 2023/06/17
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1024585262

著者紹介

ウェンディ・ブラウン(著者):アメリカの政治哲学者。カリフォルニア大学バークレー校政治学教授。著書に「寛容の帝国」がある。

内容

いまや新自由主義は、民主主義を内側から破壊している。新自由主義は政治と市場の区別を取り払っただけでなく、あらゆる人間活動を経済の言葉に置き換えた。主体は人的資本に、交換は競争に、公共は格付けに。だが、そこで目指されているのは経済合理性ではない。新自由主義は、経済の見かけをもちながら、統治理性として機能しているのだ。その矛盾がもっとも顕著に現れるのが大学教育である。学生を人的資本とし、知識を市場価値で評価し、格付けに駆り立てられるとき、大学は階級流動の場であることをやめるだろう。民主主義は黙っていても維持できるものではない。民主主義を支える理念、民主主義を保障する制度、民主主義を育む文化はいかにして失われていくのか。新自由主義が民主主義の言葉をつくりかえることによって、民主主義そのものを解体していく過程を明らかにする。

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