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漱石のヒロインたち~古典から読む~
増田 裕美子
著
発行年月 |
2017年06月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
260p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/日本文学 |
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ISBN |
9784788515291 |
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商品コード |
1024765369 |
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NDC分類 |
910.268 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2017年07月4週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1024765369 |
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著者紹介
増田 裕美子(著者):神奈川県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科比較文学比較文化専門課程博士課程単位取得満期退学。二松学舎大学文学部教授。専門は比較文学。著書に「日本文学の「女性性」」など。
内容
◆漱石文学を魅力的にしている女性たち 数々の名作を書き、今なお人気の「国民的作家」夏目漱石については、これまでも数多の言述がなされ、ほとんど出尽くした観があります。しかし不思議と、漱石が描く女性主人公(ヒロイン)についてはほとんど論じられていません。『虞美人草』の藤尾、『行人』のお直、『それから』の三千代、そして『三四郎』の美禰子など、作品を魅力的にしているヒロインたちの性格とユニークな言動を、漱石はどこから着想したのでしょう。英文学者としての学識はもちろんとして、幼少期からの日本の古典と漢文学への造詣によるところが大きい、と著者は言います。『坊っちやん』と義経伝説、『こころ』と夢幻能との関係、また『源氏物語』『平家物語』『方丈記』、能・謡曲と関係づけた読解から新たな展望が開けてきます。漱石死後百年目の今年の注目作になることでしょう。