内容
料理に華を添える日本料理ならではの繊細な技術、「飾り切り」。ダイコンやイモなど野菜がまずは頭に浮かびますが、日本料理における飾り切りは野菜だけでなく、イカやエビ、貝などの魚介類や肉、卵、板こんぶやコンニャク、かまぼこ、ハンペンなどの加工品も対象となります。本書では、ほかの書籍では今まであまり紹介されてこなかった魚介類、肉、加工品を中心に、もちろん使用頻度の高い野菜の切り方も加えて、すぐに役立つ実践的な切り方100通りを一冊にまとめました。切り方は手順の段階を細かく追った写真付きで、時には図も使ってわかりやすく解説。切り方だけでなく、できあがった飾り切りを上手に使った華やかで美味しい料理のレシピも紹介します。また、本編とは別に、魚介類や肉の飾り切りでは特に肝心になる下処理や必要な道具、盛り付けの基本なども丁寧にレクチャーしていきます。魚介や魚は野菜と比べて傷みやすいため、素材が新鮮なうちに段取り良く手早く切るテクニックが必要とされます。本書ではそのコツを詳しくお伝えします。