内容
従来の人権規定や刑法、競争法(独占禁止法)や消費者保護法だけでネットの濫用や悪用に対応できるのか? プライバシーや個人データを保護するためにどのような限界設定をなしうるか/なすべきか、日・米・欧の比較を通して考察する。◎ 問いから始める平易な叙述で、「情報のビジネス化」とも言うべき現代社会の基本的特徴をつかむ。◎ インターネット・ガバナンス、電子商取引、個人データ保護、デジタル経済における競争法などについての最先端の議論も紹介。【目次】はじめに 01 インターネットの自由が危ない?02 ネット・ショッピングのトラブルは誰の責任か?03 個人情報は世界中どこでも保護されるか?04 個人情報保護は基本的人権か?05 忘れられる権利と表現の自由はどちらが上か?06 個人情報保護か? テロ対策の監視か?07 EUの個人情報保護法は日本にまで及ぶか?08 個人データはネット時代の「通貨」か?09 人工知能のカルテルは罪になるか?10 ビッグデータを活用した競争は「卑怯」か?索 引編者・執筆者紹介