内容
名著『頭痛・めまい・しびれの臨床』の植村先生が,大脳生理学者としての視点と長年の臨床経験から,複雑で理解がむずかしい脳のしくみを図を多用してテンポよく解説します。高次脳機能障害の患者さんに出会ったときに,「なんでこうなるの?」に答えがみつかる1冊です。麻痺や失語などのリハビリテーションへの,脳機能からのアプローチにも役立ちます。また,最終章では,長年著者が取り組んできた脳のしくみから紐解く効果的な学習方法についても解説しています。 目次 1.脳と心 2.大脳半球は3つに分ける 3.中枢神経系の統合機構 4.「知」をつかさどる感覚統合脳のしくみ 5.「意」をつかさどる表出脳のしくみ 6.感覚統合脳と表出脳の役割のまとめ 7.辺縁系(感情脳)のしくみ 8.記憶学習の脳内機構 9.大脳半球の左右差 10.脳内機構からみたリハビリテーション 11.~あとがきにかえて~脳内機構からみた教育への提言