丸善のおすすめ度
スター女優の文化社会学~戦後日本が欲望した聖女と魔女~
北村匡平
著
発行年月 |
2017年09月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
431p |
---|
大きさ |
20cm |
---|
|
ジャンル |
和書/人文科学/芸術/映像 |
---|
|
|
ISBN |
9784861826511 |
---|
|
商品コード |
1025480540 |
---|
NDC分類 |
778.21 |
---|
|
|
本の性格 |
学術書 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2017年11月1週 |
---|
書評掲載誌 |
読売新聞 2017/11/19 |
---|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1025480540 |
---|
著者紹介
北村匡平(著者):1982年山口県生まれ。現在、東京大学大学院学際情報学府博士課程在籍・日本学術振興会特別研究員・立教大学兼任講師・都留文科大学非常勤講師。専門は映画学・歴史社会学・メディア文化論。主な論文に「映画スターへの価値転換──1950年代のスクリーンにおける観客の欲望モードの文化的変遷」(『社会学評論』270号)、「敗戦のスター女優──占領期における原節子のスターペルソナ」(『映像学』96号)、「スクリーンに投影される〈青春〉──黒澤明『わが青春に悔なし』のオーディエンス」(『マス・コミュニケーション研究』90号)、「重層化する身体への眼差し──ヴァンプ女優としての京マチ子の分析」(『マス・コミュニケーション研究』88号)、「映像化される『雁』の世界──戦後日本映画における女性表象の生成過程をめぐって」(『表象11』)。批評に「スクリーンの〈湿度〉と原節子の眼差し──『わが青春に悔なし』から『熱風』へ」(『ユリイカ』2016年2月号)、「絶望の深淵で輝きを見せるとき──『凶悪』、あるいは『白夜行』における演技について」(『ユリイカ』2017年8月臨時増刊号)など。
内容
彼女たちはいかにして「スター」となったのか。なぜ彼女たちでなければならなかったのか。原節子と京マチ子を中心に、スクリーン内で構築されたイメージ、ファン雑誌などの媒体によって作られたイメージの両面から、占領期/ポスト占領期のスター女優像の変遷をつぶさに検証し、同時代日本社会の無意識の欲望を見はるかす、新鋭のデビュー作!