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炎の牛肉教室!(講談社現代新書 2456)

山本 謙治  著

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価格 \880(税込)         

発行年月 2017年12月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 222p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/農学/畜産
ISBN 9784062884563
商品コード 1026244297
NDC分類 648.25
基本件名 牛肉
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2018年01月3週
書評掲載誌 朝日新聞 2018/02/04
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1026244297

著者紹介

山本 謙治(著者):1971年、愛媛県に生まれ、埼玉県で育つ。農畜産物流通コンサルタント、農と食のジャーナリスト。1992年、慶應義塾大学環境情報学部在学中に、畑サークル「八百藤」を設立し、キャンパス内外で野菜を栽培する。同大学大学院修士課程修了後、野村総合研究所、青果流通のシフラを経て、2004年、グッドテーブルズを設立。ブログ「やまけんの出張食い倒れ日記」を運営。著書に、『日本の「食」は安すぎる 「無添加」で「日持ちする弁当」はあり得ない』(講談社+α新書)、『激安食品の落とし穴』(KADOKAWA)、編著に『完全理解 熟成肉バイブル 』(柴田書店MOOK) など多数。

内容

「松阪牛」と「米沢牛」はどう味が違うのか。「A5」ランクは美味しいのか。どれくらい熟成させた肉が美味しいのか――牛肉に関する正しい知識をぞんぶんに学べば、美味しい牛肉とはどんな肉のことなのか、どこに行けば美味しい肉と出会えるのかがすっきりと理解できるに違いない。巻末には、「美味しい牛肉を食べられる販売店・飲食店リスト」も付いている。これであなたも必ずや、本当に美味しい牛肉に出会える!!


 いま、日本に空前の牛肉ブームが訪れている。にもかかわらず、私たち日本人は牛肉のことをあまりに識らなすぎる。

 例えば、皆さんがふだん食べている牛肉は、なんという牛の品種かご存じだろうか? 「松阪牛」や「飛騨牛」といった、いわゆるブランド名ではなくて、「和牛」や「国産牛」としてパッケージに入っている牛肉の品種のことだ。
 また、「神戸牛」や「米沢牛」などブランド和牛の名前はよく耳にしていても、では「そのブランド牛の特徴は?」と聞かれた途端に、困る人も多いのではないだろうか?

 牛肉の「美味しさ」についてはどうだろう? 焼き肉店に行けば、「A5の和牛」「最上級の黒毛和牛」というようなキャッチフレーズで、高級な肉が提供される。A5という評価を獲得した牛肉は、文句なしに美味しいものと思っている人も多い。

 しかし実際には、A5という規格は美味しさを保証するものではない。牛肉を専門とする流通業者は、「自分が食べるとしたら、A5の牛肉は選ばない」と口々に言う。

 「赤身肉」というキーワードにしても、いったいどんな肉が赤身肉であるかがとてもあいまいで、「これは霜降り肉じゃないか!」というものまで、「赤身」を謳っているケースが多い。

 話題の「熟成肉」についても、2010年あたりから「熟成肉」の看板を出す店は増えたにもかかわらず、単に腐敗に近づいた肉を「熟成」と称して提供する店が相当数あるようだ……。

 いかがだろうか? 

 本書を読めば、牛肉に関する誤解が消え去り、正しい知識をぞんぶんに学べる。美味しい牛肉とはどんなものか、どこに行けば出会えるのかもすっきりと理解できるに違いない。

 巻末には、筆者が厳選した「美味しい牛肉を食べられる販売店・飲食店リスト」も付いている。
 
 本書を読み終える頃には、牛肉を食べるあなたの舌は確実に肥える。本当に美味しい牛肉だけを食べて、一生を豊かに楽しく暮らせるように成熟するのだ!!

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