本書は、顔面骨格の露出を伴う外科的アプローチを、優れたイラストとともに段階的に解説するテキストブック、改訂第3版です。
口腔顎顔面外科医、形成外科医、耳鼻科医、これらの分野の研修医などから高く評価される、他書とは一線を画した一冊です。400点を超える手術／剖検のフルカラー画像や詳細な線画により、主要な解剖学的構造および各アプローチの技術的側面を明確に描写しています。頭部顔面骨格の特定部位への安全なアクセス法について、他に類を見ないほど詳細にわたって解説します。
【本書の特徴】
・手術の描写をより分かりやすく補う、全編にわたってフルカラーに改訂された術中／剖検画像
・眼窩内側への経結膜アプローチ、眼窩内部への眼瞼下アプローチ、顔面中央部へのWeber-Fergusonアプローチおよびfacial degloving（顔面剥離）アプローチなど、臨床実践で使用頻度の高い手法を解説
・実際の死体を用いて外科的アプローチの技術面における視覚的表現を強化する、12本の動画を新たに追加
：Transconjunctival Approach（経結膜アプローチ）、Midface Vestibular Approach（顔面中央部前庭アプローチ）、Mandibular Vestibular Approach（下顎前庭アプローチ）、Retromandibular Approach（下顎後方アプローチ）、その他多数の動画にアクセス可能
・各外科的アプローチに関与する切開、開創、組織の扱いなどにおいて、著者の経験上最も有用と考えられる器具を紹介
・各アプローチの利点と欠点を検討し各部位において可能な限り複数のアプローチを紹介
・タブレット/スマートフォン/PCで利用可能なeBookが付属（※個人向け）