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アクティブラーニング~学校教育の理想と現実~(講談社現代新書 2471)
小針 誠
著
発行年月 |
2018年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
268p |
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大きさ |
18cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/教育学/比較教育・各国教育事情 |
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ISBN |
9784062884716 |
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商品コード |
1027049096 |
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NDC分類 |
372.106 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2018年04月4週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2018/06/09 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1027049096 |
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著者紹介
小針 誠(著者):一九七三年、福島県生まれ、栃木県育ち。慶應義塾大学文学部卒業、東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。専門は教育社会学・教育社会史。同志社女子大学現代社会学部准教授などを経て、現在、青山学院大学教育人間科学部准教授。著書に、『教育と子どもの社会史』(梓出版社)、『〈お受験〉の社会史』(世織書房)、『〈お受験〉の歴史学』(講談社選書メチエ)などがある。
内容
2020年教育改革の先はバラ色の未来なのか?学力は向上するのか? 学力格差はどうなるのか? 学校や教師の負担は? 新しい大学入試は?……〈学び〉の近現代史を辿り、教育改革を疑う一冊。
2020年教育改革の先はバラ色の未来なのか?
学力は向上するのか? 学力格差はどうなるのか? 学校や教師の負担は? 新しい大学入試は?……
2020年教育改革の目玉であるアクティブラーニング=主体的・対話的で深い学び。
学校教育が変わる、子どもたちの学びが変わると期待や希望ばかりが語られるが、問題はないのか。
教師が知識を一方的に教える教育から、子どもたちが進んで学ぶ教育へ――。
明治以来の教育関係者の悲願は、大正時代の新教育、近年のゆとり教育をはじめ、どのように取り組まれ、どのように挫折してきたのか。
教室でほんとうにアクティブラーニングを実践できるのか。大学入試は適切に運用されるのか。そもそもよいことなのか。〈学び〉の近現代史を辿りながら、現在の教育改革の問題に迫る。
アクティブラーニングをめぐる五つの幻想
第一の「幻想」は、先行き不透明な未来社会を生きる子どもには、アクティブラーニングが必要で、これまでの教育では目標を達成できないだろうという前提です。
第二の「幻想」は、活動的な学び(アクティブラーニング)をおこなえば、子どもたちは主体的・能動的に学ぶ(アクティブラーニング)ことができるだろうという前提です。
第三の「幻想」は、学校でアクティブラーニングを経験すれば、知識や技能を活用できる新しい学力(思考力・判断力・表現力)、学ぶ意欲や「生きる力」が高まるだろうという前提です。
第四の「幻想」は、研修や指導を通じて教師自らが主体的に学ぶ機会を提供すれば、どの学校や学級でもアクティブラーニングが達成可能になるだろうという前提です。
第五の「幻想」は、以上の四点より、アクティブラーニングは好ましく、国の教育政策として導入されるべきだという前提です。――「はじめに」より