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戦争文化と愛国心~非戦を考える~
海老坂 武
著
発行年月 |
2018年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
8p,341p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/政治学/国際関係論 |
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ISBN |
9784622085188 |
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商品コード |
1027090724 |
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NDC分類 |
319.8 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2018年04月4週 |
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書評掲載誌 |
毎日新聞 2018/04/01、朝日新聞 2018/05/26 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1027090724 |
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著者紹介
海老坂 武(著者):1934年東京生まれ。東京大学大学院(仏語・仏文学)博士課程修了。著書に「フランツ・ファノン」「戦後思想の模索」「雑種文化のアイデンティティ」など。
内容
「大東亜戦争」の始まりを国民学校一年生で迎え、「皇国の少国民」であることが最初のアイデンティティだった……教科書に歴史物語、軍歌。家庭では新聞や雑誌、ラジオを通じて、戦争の言葉を、時代の狂気を擦り込まれた少年時代。その鮮やかな記憶に語らせながら、著者は戦争を誘発し、戦争への道を用意する〈戦争文化〉が、何によって、誰によって形作られ、どのように生活に忍び込み、日本を覆っていったかを検証してゆく。〈私〉の経験を出発点に、さらにその外へ――1930年代の戦争文化を最大限に呼吸し、そのために生き、死んでいったわだつみ世代の若者たち。敗戦後の混沌と虚脱の中、価値の180度の転換を迫られた大人たち。戦争文化をさっさと脱ぎ捨てたかに見えた日本人一般の心の転回。戦争文化は本当に解体されたのか。その核心にあった、あの〈愛国心〉はどうなったのか。明治の時代の〈愛国心〉論議と〈愛国心〉批判、フランスに目を転じて、アラン、ジャン・ジオノの非戦論、さらに日露戦争時に始まる兵役拒否と不服従の思想。丸山眞男、加藤周一、鶴見俊輔ら「戦中世代」の残したものを受け止めなおしつつ、「戦後世代」の言説もみわたし、戦争文化と愛国心の歴史、そして、それに立ち向かう非戦の思想の系譜をたどる。政党でもなく、団体でもない私たち一人一人が、出来合いの処方箋のないところで、それでも何かを考え、何かを作り出してゆくために。