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「盧溝橋事件記念日」をめぐる日本と中国~政治的語りに見る日中戦争像の比較研究~
鄒燦
著
発行年月 |
2018年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
16p,278p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/歴史学/日本史 |
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ISBN |
9784872595949 |
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商品コード |
1027131121 |
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NDC分類 |
210.74 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2018年04月5週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1027131121 |
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著者紹介
鄒燦(著者):鄒 燦
中国湖南省出身。
2008年中国南開大学歴史学院卒業、2011年同学院で修士課程修了。2016年大阪大学法学研究科で博士(法学)取得。専門は日中戦争史、近代日中関係史。現在大阪大学大学院国際公共政策研究科助教。
主要業績:
「盧溝橋事件とその後の中国共産党―対国民党政策の展開と抗日を中心に」『現代中国研究』第32号、2013年。
「抗戦初期日本媒体的戦争宣伝:以『東京日日新聞』為個案」『民国档案』(中国)第125号、2016年。
「日本占領下の華中における盧溝橋事件記念の諸相と対日協力政権のジレンマ」『現代中国研究』第39号、2017年。
内容
本書は、盧溝橋事件を発端とする日中全面戦争期の日本と中国において、「七月七日」が如何に戦時国民動員に結び付けて記念されたかを比較検討し、その過程で構築された日中戦争像の差異を考察したものである。同時代の戦争認識の形成過程と、そこに生じた両国の差異がどのように戦後に継承されたかを確認し、戦時と戦後との連続面に留意した長期的な日中戦争像を提供する必要があるという問題提起をおこなう。