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重力波物理の最前線(基本法則から読み解く物理学最前線 17)
川村 静児
著
須藤 彰三,
岡 真
監修
発行年月 |
2018年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
8p,186p |
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大きさ |
21cm |
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ジャンル |
和書/理工学/天文学/理論天文学・天体物理学 |
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ISBN |
9784320035379 |
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商品コード |
1027135194 |
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NDC分類 |
441.1 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2018年04月4週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1027135194 |
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著者紹介
川村 静児(著者):東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。名古屋大学大学院理学研究科素粒子宇宙物理学専攻教授。専門は重力波物理学。著書に「重力波とは何か」がある。
内容
2015年9月14日,米国の重力波観測装置 Advanced LIGO の研究チームが,史上初めて重力波の直接検出に成功した。一般相対性理論の提唱から100年,アインシュタインの最後の宿題といわれた「重力波」の存在を実証した瞬間であった。この業績により,LIGOプロジェクトのメンバーに2017年ノーベル物理学賞が授与された。 本書は,LIGOプロジェクトで「ノイズハンター」の異名をとり,日本の観測施設KAGRAの主要メンバーとして活躍する川村静児氏による,重力波に関する本格的な解説書である。 本書では,重力波の基礎から解説しはじめ,重力波天文学と重力波の検出方法について詳説する。そして,実際の重力波検出の最前線を,初検出からそれに続く検出と順を追って説明していく。最後に,重力波検出器の将来像とその目指すサイエンスについても紹介する。本書を読破すれば,重力波検出と重力波天文学についての十分な理解と知識が得られるはずである。重力波の初検出から広がる21世紀の夢のサイエンスへの一歩を踏み出してほしい。