手術の道を究めるために~五輪書から学ぶ~
生田 義和 著
内容
目次
【内容目次】 第1部 手術の五巻 第1章 地の巻:技を究めるとは何か 1-1:本家『五輪書』から 1-2:技を究めるとは何か 1-3:究めるための3つの準備 1-4:手術の基本としての解剖学の重要性 第2章 水の巻:必要な手術機器の準備と使い方 2-1:本家『五輪書』から 2-2:手術機器の選択と使い方 2-3:皮膚切開 2-4:皮膚や腱などを把持・操作する鑷子類 2-5:腱の操作 2-6:腱縫合の方法 2-7:神経の手術 2-8:Kirschner鋼線の刺入方法 2-9:微細な骨・軟骨手術に必要な手術機器 2-10:マイクロサージャリー用手術機器 2-11:ハサミとメスの差から学ぶ手術操作の本質 2-12:手に馴染む手術機器 2-13:手術時の姿勢 2-14:身体の調子のこと 2-15:照明のこと 2-16:著者の開発した検査機器 2-17:手術機器使用の自由性と創造性 第3章 火の巻:目標とすべき理想の手術 3-1:本家『五輪書』から 3-2:目標とする手術との出会い 3-3:忙しい毎日なのに見学に行くなんて 3-4:Dr.Bunnellの論文より 3-5:学術機構としての対応 3-6:手術の始まりと終わり 第4章 風の巻:研修する方法 4-1:本家『五輪書』から 4-2:グループで研修する方法 4-3:独りで研修する方法 4-4:独習の実際 4-5:マイケル・ポラニーの暗黙知 4-6:難易度の高い手術への挑戦 4-7:マイクロサージャリーの修練方法 第5章 空の巻:ヒトの手と心 5-1:手の多様性 5-2:ヒトにおける手と技の位置と意義 5-3:美しい形の手とは 5-4:メスの捨て時,収め時 5-5:外科医の理想像 5-6:外科医の人生とは 第2部 手術とリスクマネージメント 第1章 手術のリスクマネージメント 1-1:適切な手術を行うための術前の準備 1-2:術者の知識と技術に関する準備 1-3:間違った手術の種類 1-4:術中の配慮 1-5:好ましくない関係の患者 第2章 手術以外のリスクマネージメント 2-1:誤った診断をしないためには 2-2:対話する医師と患者の眼の位置 2-3:触診での注意 2-4:視診など 2-5:小児の診察 2-6:正しくない診断 第3章 外科医と精神的疾患 3-1:医師であれば誰もが出会う普遍的疾患 3-2:著者の出会い 3-3:病型と診断名 3-4:患者の動向と外科医の対応 3-5:精神的疾患における種々の表現型 付録 付録1 手の印象的な五景 第1景 演奏する手:Playing Hand 第2景 傷ついた手:Injured Hand 第3景 愛を伝える手,あるいは性と手:The Sex and The Hand 第4景 手は誘う:Hand’s Temptation 第5景 レンブラントの手:Rembrandt’s Anatomy Lesson of Prof.Tulp 付録2 広島手の外科・微小外科研究所で作成した研修ビデオ一覧表 付録3 経験すべき手術と難易度表 付録4 主要参考文献・機器カタログ あとがき 索引
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