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【MeL】リーマンの数学と思想 (リーマンの生きる数学 4)
加藤 文元
著
黒川 信重
編
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数量
冊
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価格
\16,335(税込)
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発行年月 |
2017年05月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
電子 |
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ページ数/巻数 |
16p,187p |
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ジャンル |
和書 |
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商品コード |
1027296260 |
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NDC分類 |
410 |
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本の性格 |
学術書 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1027296260 |
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内容
リーマンにおける数学の現代的刷新については,すでに内外において数多の著書が出版されており,多くの論者がさまざまな角度から論じている。本書では,リーマンを19世紀西洋数学における「存在論的革命」の牽引的存在として位置付け,リーマンによる空間概念の刷新および現代化の数学的・思想的意義を論じながら,そのより深い層に,数学対象の現代化,特にその存在様式・存在原理の思想的転回があることを明らかにしていく。 最初にリーマンの生涯および業績,またリーマン以前を中心とした西洋数学史を大まかにまとめる。次に,リーマンの学位論文「複素一変数関数の一般論の基礎(Grundlagen fur eine allgemeine Theorie der Functionen einer veranderlichen complexen Grosse)」で展開された,リーマンによる複素関数論について議論する。そして,教授資格取得講演「幾何学の基礎をなす仮説について(Uber die Hypothesen, welche der Geometrie zu Grunde liegen)」を吟味し,リーマンによる空間概念の考え方を検討する。その後,リーマンによって導入された多様体について,歴史的なスケールを交えて考察する。また,数学者ガウス,および哲学者ヘルバルトからの影響も論じる。さらにリーマンによる空間概念の,現代数学への波及効果に触れ,最後に結論を述べる。 死後150年以上経ってなお現代数学に強く影響を与えているリーマン。その数学と思想を別々に取り扱うのではなく,横断的に論じていく,極めて斬新な書である。