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書評掲載

奥のほそ道

リチャード・フラナガン  著

渡辺 佐智江  翻訳
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価格 \4,180(税込)         

発行年月 2018年05月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 453p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/イギリス文学
ISBN 9784560096291
商品コード 1027326121
NDC分類 933.7
書評掲載誌 朝日新聞 2018/07/21、日本経済新聞 2018/07/28、読売新聞 2018/09/02、毎日新聞 2018/12/09
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参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1027326121

著者紹介

リチャード・フラナガン(著者):オーストラリア生まれ。タスマニア大学、オックスフォード大学で学ぶ。「グールド魚類画帖」で英連邦作家賞受賞。ほかの著書に「姿なきテロリスト」など。

内容

ブッカー賞受賞作品 1943年、タスマニア出身のドリゴは、オーストラリア軍の軍医として太平洋戦争に従軍するが、日本軍の捕虜となり、タイとビルマを結ぶ「泰緬鉄道」(「死の鉄路」)建設の過酷な重労働につく。そこへ一通の手紙が届き、すべてが変わってしまう……。 本書は、ドリゴの戦前・戦中・戦後の生涯を中心に、俳句を吟じ斬首する日本人将校たち、泥の海を這う骨と皮ばかりのオーストラリア人捕虜たち、戦争で人生の歯車を狂わされた者たち……かれらの生き様を鮮烈に描き、2014年度ブッカー賞を受賞した長篇だ。 作家は、「泰緬鉄道」から生還した父親の捕虜経験を題材にして、12年の歳月をかけて書き上げたという。東西の詩人の言葉を刻みながら、人間性の複雑さ、戦争や世界の多層性を織り上げていく。時と場所を交差させ、登場人物の心情を丹念にたどり、読者の胸に強く迫ってくる。 「戦争小説の最高傑作。コーマック・マッカーシーの『ザ・ロード』以来、こんなに心揺さぶられた作品はない」(『ワシントン・ポスト』)と、世界の主要メディアも「傑作のなかの傑作」と激賞している。

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