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シュリンクス~誰も語らなかった精神医学の真実~

ジェフリー・A.リーバーマン, オギ・オーガス  著

柳沢 圭子  翻訳
宮本 聖也  監修
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価格 \3,080(税込)         

発行年月 2018年08月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 293p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/神経・精神科学/神経科学
ISBN 9784772416399
商品コード 1027911590
NDC分類 493.7
基本件名 精神医学-歴史
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2018年09月3週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1027911590

著者紹介

ジェフリー・A.リーバーマン(著者):ニューヨーク州立精神医学研究所所長。ニューヨーク・プレスビテリアン病院コロンビア大学医療センター精神科医長。患者のケアおよび精神疾患の性質と治療の研究を行ってきた。

内容

なぜ精神医学はかくも強烈な疑念や批判にさらされ、「医学の異端児」とされてきたのか?――動物磁気を提唱したフランツ・メスマーの空想的理論、昏睡療法やロボトミーなど無謀な治療法、ジークムント・フロイト派の創設と決裂、脳科学研究を開拓したエリック・カンデルによるフロイト派の王位奪還、伝統あるドイツ精神医学のアメリカの精神科医への影響など、神秘的疑似科学として誕生した精神医学が生命を救済する科学=職業として成熟していく足跡をたどる。精神医学に名を残す英雄と偉大な詐欺師の錯綜した物語(ストーリー)、精神医学の光と影を成す歴史秘話(ヒストリー)、精神力動的パラダイム(心の学問)と生物学的パラダイム(脳の科学)との抜き差しならない葛藤と相克、そして1980年の刊行とともに精神医学のパラダイムを一新した『DSM-III』特別委員会委員長ロバート・スピッツァーの行動と思惟が、膨大な文献と個人的体験を交えながら、一般の読者にも読みやすいトーンで語られていく。だが本書の目的は精神医学のダークストーリーをスキャンダラスに語ることではない。「精神疾患とは何か?」「いかにして精神疾患を診断・治療するのか?」と絶えず真摯に問い、精神疾患を「不幸な心の状態」ではなく「治癒されるべき病い」として描き、精神医学と精神疾患への偏見とスティグマを晴らす使命こそが、本書が見つめる最終目的だ。アメリカ精神医学会(APA)会長にして全米科学アカデミー医学研究所会員の碩学ジェフリー・A・リーバーマンによる、誰も語らなかった/誰も語れなかった精神医学の真実。

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