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近江商人の哲学~「たねや」に学ぶ商いの基本~(講談社現代新書 2489)
山本 昌仁
著
発行年月 |
2018年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
253p |
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大きさ |
18cm |
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ジャンル |
和書/理工学/機械工学/製造工学 |
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ISBN |
9784065129036 |
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商品コード |
1027983041 |
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NDC分類 |
588.36 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2018年09月4週 |
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書評掲載誌 |
読売新聞 2018/09/30 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1027983041 |
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著者紹介
山本 昌仁(著者):和洋菓子製造のたねやグループCEO。一九六九年滋賀県近江八幡市にてたねや創業家の十代目として生まれる。十九歳より十年間和菓子作りの修行を重ねる。二十五歳のとき全国菓子大博覧会にて「名誉総裁工芸文化賞」を最年少受賞。二〇〇二年、たねや洋菓子部門のクラブハリエ社長、二〇一一年たねや四代目を継承、二〇一三年より現職。
内容
和菓子業界が縮小する中で、なぜたねやグループは右肩上がりの成長を続けるのか。成功の裏には、「三方よし」「先義後利」に象徴される近江商人の商売道を現代に昇華させた著者・山本昌仁(たねやグループCEO)の哲学がある。自分たちの利益より、まずはお客様が喜ぶことを考える。お客様以外の人々の利益も考える。生まれ育った地域に還元する。たねやの成功は、今後の商売、特に地方での商売繁盛のためのヒントとなるはずだ。
和菓子業界が縮小する中で、なぜたねやグループは右肩上がりの商売繁盛を続けるのか。
成功の裏には、「三方よし」「先義後利」に象徴される近江商人の商売道を現代に昇華させた著者・山本昌仁(たねやグループCEO)の哲学がある。
たねやのフラッグシップ店にして本社機能もある「ラコリーナ近江八幡」は、ショッピングモールのように快適に整備されているわけでもなく、派手なアトラクションもない。甲子園球場三つ分の敷地には、田んぼがあり、あえて地元の雑草を植えるなど自然の空き地のまま。50年後、100年後に近江八幡を人が集まる場所にして、地元に恩返しするために、目先の利益を追わなかった。融資を受ける際、「なんで菓子屋が田んぼをやる必要があるんや」と反対されても、押し切った。
結果、「ラコリーナ」は今、年間300万人近くが訪れる。最中や饅頭が飛ぶように売れ、焼きたて、切りたてのバームクーヘン売り場には長蛇の列ができている。
自分たちの利益より、まずはお客様が喜ぶことを考える。お客様以外の人々の利益も考える。生まれ育った地域に還元する。本社は地元から動かさない。
実は著者は会社の売上にはほとんど興味がない。「数字はあとからついてくる」
本人は意識していないのに、たねやが「現代の近江商人」と呼ばれる所以である。
近江商人がふたたび今注目されているのは、「企業の社会的責任」との関連だろう。社会や地域に貢献する、環境を保護する、持続可能な発展のあり方を考える……。
たねやの製造販売の考え方は、今後の商売、特に地方での商売繁盛のためのヒントがいっぱいです。