極論で語る消化器内科
小林 健二 著
著者紹介
内容
目次
1章 消化管出血[gastrointestinal bleeding] 極論1 血行動態を何よりも(内視鏡よりも)優先させる 極論2 数分で把握する病歴と身体所見 極論3 黒色便と鮮血便の本当の意味は…? 極論4 リスク評価は経験のない若手の味方 極論5 過剰な輸血はしない コラム1 小腸出血 2章 胃食道逆流症[GERD] 極論1 警告徴候がなければPPI,診断的治療でもPPI 極論2 PPI投与,じつは「食後」よりも「食前」 極論3 無敵のPPIにも「弱点」はある 極論4 生活指導でPPIをサポートする 極論5 GERDは胸焼けだけではない コラム1 バレット食道 3章 消化性潰瘍[peptic ulcer] 極論1 潰瘍の原因はストレス・コーヒーよりも「ピロリ・NSAIDs」 極論2 酸分泌の抑制,これ一本で勝負! 極論3 みつかったらすぐに「除菌」 極論4 悪性病変の除外を忘れない コラム1 HP 感染胃の内視鏡所見 4章 胆石関連疾患[gallstone disease] 極論1 癪は胆石か…? 極論2 無症候であれば,経過観察もしない 極論3 結石がなくても胆嚢炎は起きる 極論4 急性胆管炎はとにかく狭窄の解除 5章:肝臓系検査[liver test] 極論1 「肝機能検査」という用語を使わない 極論2 肝臓系検査異常は3パターンに落とし込む 極論3 肝臓の合成能はアルブミン,プロトロンビン時間(PT) 6章 下痢[diarrhea] 極論1 発症4週間以内か? 以上か? それが問題だ 極論2 便培養よりむしろCDトキシン 極論3 医原性の下痢は意外と多い 極論4 慢性下痢では,まずIBSを除外する 極論5 便のことを聞く! コラム1 自宅での経口補水液のつくり方 コラム2 便の浸透圧較差 7章 便秘[constipation] 極論1 便秘の陰に病あり 極論2 「患者の悩みは何なのか…?」を知る 極論3 治療戦略は3つに分ける(特発性便秘):「NTC」「STC」「機能性便排出障害」 極論4 刺激性下剤の乱用はよくみかける コラム1 日本でもようやく「慢性便秘症診療ガイドライン」 8章 嚥下障害[dysphagia] 極論1 まず症状発現のタイミングで分ける.「すぐか?」「 数秒後か?」 極論2 食道性嚥下障害は「内視鏡」が必須 極論3 口腔咽頭性嚥下障害なら「嚥下造影検査」「耳鼻科評価」 極論4 最後は「食道内圧測定」を行う コラム1 好酸球性食道炎(eosinophilic esophagitis;EoE) 9章 機能性ディスペプシア[FD] 極論1 機能性ディスペプシアでは内科医の素養が試される 極論2 FDの分類は食事で 極論3 まず「除菌」 極論4 治療の主体は「酸分泌抑制」と「消化管運動機能改善薬」 10章 過敏性腸症候群[IBS] 極論1 警告徴候のない慢性的な腹痛がIBS 極論2 IBSは4タイプに分類する 極論3 治療戦略は「便秘型」「下痢型」「混合型」で分ける 極論4 低FODMAP食も1つの手 コラム1 腸管ガス(おなら)の原因となる食品を控える 11章 感染性腸炎[infectious enterocolitis] 極論1 まず「小腸型か」「大腸型か」を判断する 極論2 その検査は必要か? 極論3 抗菌薬は不要 極論4 2週間以上下痢が続いたら「頭を切り替える」 コラム1 腸の問題だけで終わらないこともある 12章:極論・消化器癌ポプリ[potpourri:ごった煮] 極論1 腫瘍マーカーは健常人では役立たず 極論2 便潜血検査を行う前に「陽性ならどうするか…?」を考える 極論3 フラッシャーでは食道扁平上皮癌のリスクが約3倍 極論4 分枝膵管型IPMNと最近発症したDMは,通常型膵癌の合併に気を付ける
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