内容
「箱根駅伝において就任以来10年連続3位以内」
「学生3大駅伝ですべて優勝」
「教え子が東京五輪内定」
男子マラソン:服部勇馬選手(トヨタ自動車/OB)
50km競歩:川野将虎選手(現役生)
「若き知将」が実践する常に結果を出し続けるチームと強い心の作り方
32歳という若さで東洋大学陸上競技部(長距離部門)の監督に就任しながら翌年の箱根駅伝で優勝し、その後も「箱根駅伝において10年連続で3位以内」という驚異的な記録を達成。その綿密な戦略や先を見据えた起用法などから「知将」とも呼ばれる、酒井俊幸監督が実践するチーム作りと指導法。就任以来10年間どの区間でも大ブレーキを起こさず走りぬくマネジメントや体調管理法、さらには大学駅伝だけでなくその先にある卒業後の実業団やオリンピックなどの国際大会での活躍も見据えた意識づくりと体づくりなど、スポーツ指導者だけでなく、ビジネスパーソンにも役立つ一冊です。
<もくじより抜粋>
第1章 チーム作り
・「礼を正し、場を清め、時を守る」 など
第2章 チームワーク
・「走力=チーム力」ではない など
第3章 采配
・エース不在の年こそ攻める など
第4章 体調管理
・「チームの体」という意識を持つ など
第5章 世界への意識
・マラソンに「本気」で挑む など
第6章 フィジカルトレーニング
・競歩から学ぶ東洋大スタイル など
<著者紹介>
酒井俊幸(さかい・としゆき)
東洋大学陸上競技部 長距離部門監督。
1976年福島県生まれ。学校法人石川高等学校卒業後、東洋大学経済学部に入学。大学時代には箱根駅伝に3回出場し4年時にはキャプテンを務める。
2009年より、川嶋伸次監督の後任として、32歳 で東洋大学陸上競技部長距離部門の監督(現職)に就任。就任1年目で、箱根駅伝に出場した大学の監督の中では最年少ながらチームを優勝に導くという快挙を達成する。その後もチームの育成に尽力し、箱根駅伝では、優勝3回、準優勝5回、3位2回、あわせて10年連続3位以内という成績を達成。 また、学生三大駅伝(出雲、全日本、箱根)すべてで優勝を経験。実業団、教員の経験を生かした「チームづくり」「選手の育成」で、東洋大学を常勝チームに導く。