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半導体ナノシートの光機能(化学の要点シリーズ 28)
伊田 進太郎
著
日本化学会
編
発行年月 |
2018年12月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
9p,109p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/理工学/化学/物理化学、理論化学 |
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ISBN |
9784320044692 |
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商品コード |
1028753761 |
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NDC分類 |
431.5 |
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本の性格 |
実務向け |
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新刊案内掲載月 |
2019年01月3週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1028753761 |
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著者紹介
伊田 進太郎(著者):熊本大学大学院自然科学研究科博士後期課程修了。同大学大学院先端科学研究部教授。博士(工学)。専門は無機材料化学、光電気化学。
内容
半導体ナノシートとは,厚さ約1nmと非常に薄い半導体特性を示す材料である。人間の髪の毛が0.1 mm程度くらいなので,1nmとはその10万分の1の大きさと想像すれば,この厚さがどれほど薄いか想像できるであろう。2000年頃から,このナノシートという材料を使った研究が物理や化学の最先端の研究領域で注目されるようになってきている。そのような情勢の下,2009年には炭素原子1個の厚さのグラフェンナノシートの研究に対してノーベル物理学賞が授与されている。
本書では,一般的なナノシートの定義や特徴,種類について概説し,半導体ナノシートとしての特徴を,いくつかの具体例を挙げて説明し,どのような分野で研究が進められているかを紹介する。本書の前半では,半導体の基礎物性の章も設け,初心者でも半導体の基礎物性を理解できるようしている。本書の後半では,半導体ナノシートの光電気化学特性,ナノシートを用いた光触媒,ナノシート発光材料,異種ナノシートの張り合わせ等,ナノシートの応用例について紹介する。