著者紹介
ヴァイバー・クリガン=リード(著者):英ケント大学准教授。専門は環境人文学と19世紀英文学だが、扱うテーマは人類史、古典文学、健康、環境問題まで幅広い。ケント大学の名物教授として学生に絶大な人気をほこり、2015年には同大の「ベスト・ティーチャー賞」を受賞。ガーディアン紙、インディペンデント紙、ワシントン・ポスト紙などに寄稿多数。
人類が生み出した文明の速度に、人類の進化が追いついていない問題を大胆に提起した本書『サピエンス異変』は、2018年秋の刊行と同時にBBCワールドサービスで番組化され(全3回)、フィナンシャル・タイムズ紙の2018年ベストブックに選出されるなど、大きな反響を呼んでいる。
鍛原 多惠子(翻訳):翻訳家。米国フロリダ州ニューカレッジ卒業(哲学・人類学専攻)。訳書にコルバート『6度目の大絶滅』(NHK出版)、ニコレリス『越境する脳』、ワイナー『寿命1000年』、ソネンバーグ&ソネンバーグ『腸科学』(以上、早川書房)、リドレー『繁栄』『進化は万能である』(共訳、早川書房)、アル=カリーリ『サイエンス・ネクスト』(河出書房新社)他多数。
水谷 淳(翻訳):翻訳家。東京大学理学部卒業、同大学院修了。訳書にバラット『人工知能 人類最悪にして最後の発明』、チャム&ホワイトソン『僕たちは、宇宙のことぜんぜんわからない』(以上、ダイヤモンド社)、アル=カリーリ&マクファテン『量子力学で生命の謎を解く』(SBクリエイティブ)、ブキャナン『歴史は「べき乗則」で動く』(早川書房)、ムロディナウ『この世界を知るための 人類と科学の400万年史』(河出書房新社)他多数。