内容
2013年に惜しまれつつ逝去された著者の教育改革論。経済的視点から今日の教育問題がどこにあるかをわかりやすく解き明かすとともに、学生が自らの力で問題を発見し、解決する力を獲得するために、大学はいかにあるべきか、改革案を理論的に説明する。また、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の立ち上げに際し実施した、今日では一般化したAO入試、セメスター制、学生による評価制度(FD)などの先行導入や、その後就任した千葉商科大学学長として既存大学のリソースを生かした改革の実践を、その意味付けとともに紹介する。