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リベラリズムの系譜学~法の支配と民主主義は「自由」に何をもたらすか~
中村 隆文
著
発行年月 |
2019年04月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
8p,257p,8p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/法律/基礎法・法哲学・法思想史・法社会学 |
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ISBN |
9784622087922 |
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商品コード |
1029764797 |
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NDC分類 |
321.1 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2019年06月1週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1029764797 |
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著者紹介
中村 隆文(著者):1974年生まれ。千葉大学大学院社会文化科学研究科博士課程修了。神奈川大学外国語学部准教授。博士(文学)。著書に「不合理性の哲学」など。
内容
私たち人間は常に「自由」を求め、自らの人生の可能性を追求したり、幸福を実現するために、二千年以上にわたって「リベラリズム」という運動をつづけてきた。
しかし、リベラリズムにおいて自由が保障されるということは、個々人がなんの足枷もなく自由に振る舞う、ということではない。リベラリズムは、政治に参加したり、公平に裁かれたりする権限・権利が保障されることを求め、同時にそれにふさわしい社会システムを必要とするのである。
本書では「法の支配」という制御系システム、そして「民主主義」という駆動系システムという二つの柱に焦点をあて、これまでのリベラリズムがどのような社会システムの中で成り立ってきたのかを検討する。その二つの柱のバランスこそが、私たちが享受する「自由」を決定づけてきたのだ。
私たちは、「リベラリズム」という運動をこれからも後世に託しつづけられるのだろうか? それとも、この運動そのものに終止符を打つのだろうか? 哲学者たちによる問題提起と解決の繰り返しの歴史から学び、これからの「自由」を考えるためのリベラリズム入門。