医療現場のための薬物相互作用リテラシー
内容
目次
第1章 ピットフォールに陥らないためのDDIの基礎知識 1.DDIの原因とメカニズム 2.代謝酵素・トランスポーターの遺伝子多型 3.投与経路(経口・注射)によるDDIの強度の違い 4.外用剤におけるDDI 5.吸収過程のDDIと併用のタイミング 6.タンパク結合阻害とDDI 7.代謝酵素の基質同士の併用とDDI 8.代謝酵素の阻害様式とDDIの持続時間 9.代謝誘導によるDDIの持続時間 10.添付文書のDDI情報 11.正確で効率のよいDDI情報のキャッチアップ 第2章 網羅的なDDI予測を可能とするCR-IR法とPISCSの基礎と実践 1.CYP3A4阻害のDDIにおけるCR-IR法とPISCS 2.CYP3A4誘導のDDIにおけるCR-IR法とPISCS 3.CYP3A4以外の分子種が関与するDDIにおけるCR-IR法とPISCS 4.PISCSによるDDIマネジメントの実践 5.CR-IR法とPISCSに関するQ&A 第3章 臨床上重要な薬剤の実践的DDIマネジメント 1.主に基質薬として重要なもの ①ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬 ②抗凝固薬 ③ジギタリス製剤 ④スルホニル尿素薬・グリニド系薬 ⑤HMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン) ⑥リチウム ⑦ベンゾジアゼピン受容体作動薬 ⑧オキシコドン ⑨メトトレキサート ⑩抗悪性腫瘍薬(タモキシフェン,タキサン系) ⑪抗悪性腫瘍薬(ボルテゾミブ,ビンカアルカロイド系) 2.主に阻害薬・誘導薬として重要なもの ①アゾール系抗真菌薬 ②抗HCV薬 ③非ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬 ④キノロン系・カルバペネム系抗菌薬 3.主に基質薬と阻害薬・誘導薬の両面で重要なもの,およびその他 ①抗HIV薬 ②抗精神病薬 ③抗うつ薬 ④抗てんかん薬 ⑤カルシニューリン阻害薬 ⑥抗悪性腫瘍薬(フッ化ピリミジン系) ⑦制吐薬 付録:CYPおよびトランスポーターを介する薬物相互作用薬一覧
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