ここが知りたかった緩和ケア 改訂第2版
余宮 きのみ 著
内容
目次
【内容目次】 I 疼痛治療 A アセスメント 1 痛みのスケールの使いこなし法 2 痛みのスケールだけじゃない,便利なツール B 非オピオイドと鎮痛薬 3 疼痛治療では腎障害をチェック! 4 NSAIDsを使用する前に消化性潰瘍のリスクを考える 5 アセトアミノフェンを活用する C オピオイド 6 オピオイドをうまく使い分けるには 7 経口オピオイドの導入 8 オピオイド注射の導入と増量間隔 9 フェンタニル貼付剤投与中の患者で急に強い苦痛が出たら 10 フェンタニル貼付剤の1日製剤と3日製剤,どのように使うか 11 オピオイドスイッチング:換算比は万能ではない 12 オピオイドの非経口投与への変更 13 オピオイド投与中に腎障害が悪化したとき 14 肝代謝が低下している状態でオピオイドを使用するには 15 レスキュー薬:説明が大事! 16 レスキュー薬:剤形の選択と投与量の決定 17 フェンタニル口腔粘膜吸収剤:適応患者をピックアップする 18 フェンタニル口腔粘膜吸収剤:導入する 19 フェンタニル口腔粘膜吸収剤:タイトレーションする 20 フェンタニル口腔粘膜吸収剤:継続して使いこなす 21 失敗しないメサドンの使い方 D 鎮痛補助薬 22 鎮痛補助薬を使用するタイミング 23 鎮痛補助薬の選択方法 24 鎮痛補助薬を使用するポイント 25 どの鎮痛補助薬も無効というときのポイント E 鎮痛薬への抵抗解消 26 疼痛治療の意義を考える 27 オピオイドに抵抗があるとき II 疼痛治療がうまくいかないとき 28 痛みと眠気の組み合わせで解決の糸口をつかもう 29 いま一度,痛みの原因を評価する 30 「痛みがとれない」という中身をアセスメントする 31 持続痛なのか突出痛なのか 32 レスキュー薬の効果判定による対処方法 33 夜間だけ痛みが増強する場合 34 鎮痛薬の対象かどうかを見極めよう 35 しびれを訴えたら脊椎転移を見逃さない 36 病的骨折のリスクをどう評価するか 37 骨転移による体動時痛への対応:薬に頼りすぎない対応 38 悪性腸腰筋症候群を見逃さない 39 ステロイドパルス療法の出番 40 どうしても痛みが和らがず苦痛が強いときどうするか III 痛み以外の症状の緩和 A 全身症状 41 オピオイドの副作用と思ったらすべき3つのこと 42 これで見逃さない,薬剤性錐体外路症状 43 困ったときのステロイド 44 ステロイドを開始するときの注意点 45 ステロイドの具体的な投与方法 46 見逃してはならないオンコロジーエマージェンシー:脊髄圧迫 47 見逃してはならないオンコロジーエマージェンジー:高カルシウム血症 48 終末期の輸液・栄養管理の考え方 49 激しい苦痛のあるときの助け舟 B 消化器症状 50 悪心が緩和されないとき:原因を考え,原因治療を行う 51 悪心が緩和されないとき:症状緩和を行う 52 排便コントロールの重要性をもう一度 53 新しい便秘治療薬を活かす 54 オピオイド誘発性便秘治療薬-ナルデメジン-を使いこなす 55 オピオイド投与中の患者で悪心や下痢:実は,便秘や宿便 56 排便コントロールのポイント:予防とセルフケア 57 腸閉塞時の治療方針:「食べたい」を叶えるために 58 「食べたい」を叶える薬物療法 59 必ず「舌を出してください」とお願いしよう 60 悪性腹水による腹部膨満感 C 呼吸器症状 61 呼吸困難:評価と原因治療 62 呼吸困難:症状緩和 D 睡眠障害,精神症状 63 眠気が強いとき,せん妄のときにすべきこと 64 せん妄の薬物療法 65 飲酒歴を問診しよう:アルコール離脱でせん妄が 66 不眠時の問診 67 注射剤で睡眠コントロールしているが,どうしても眠れないとき IV 鎮静 68 鎮静の基本 69 鎮静の方法 70 持続的深い鎮静前に確認しておく事項 71 鎮静について家族へどのように説明したらよいか V コミュニケーション 72 最短の時間で最大の効果をあげるチューニング 73 化学療法やる・やらない:患者の選択への援助 74 コミュニケーションは質問力 75 難しい質問には逆質問 76 家族ケア 77 チーム医療の“うまくいっているつもり”が危ない! 索引
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