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生き物の死にざま

稲垣 栄洋  著

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価格 \1,540(税込)         

発行年月 2019年07月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 207p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/生物学/動物学
ISBN 9784794224064
商品コード 1030602926
NDC分類 481.7
基本件名 動物生態学
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2019年08月3週
書評掲載誌 朝日新聞 2019/10/12、朝日新聞 2019/12/28
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1030602926

著者紹介

稲垣 栄洋(著者):1968年静岡県生まれ。岡山大学大学院農学研究科修了。農学博士。専門は雑草生態学。静岡大学大学院農学研究科教授。著書に「世界史を大きく動かした植物」など。

内容

すべては「命のバトン」をつなぐために──

子に身を捧げる、交尾で力尽きる、仲間の死に涙する……
限られた命を懸命に生きる姿が胸を打つエッセイ!

生きものたちは、晩年をどう生き、どのようにこの世を去るのだろう──
老体に鞭打って花の蜜を集めるミツバチ、
地面に仰向けになり空を見ることなく死んでいくセミ、
成虫としては1時間しか生きられないカゲロウ……
生きものたちの奮闘と哀切を描く珠玉の29話。生きものイラスト30点以上収載。



1 空が見えない最期──セミ
2 子に身を捧ぐ生涯──ハサミムシ 
3 母なる川で循環していく命──サケ 
4 子を想い命がけの侵入と脱出──アカイエカ
5 三億年命をつないできたつわもの──カゲロウ
6 メスに食われながらも交尾をやめないオス──カマキリ
7 交尾に明け暮れ、死す──アンテキヌス
8 メスに寄生し、放精後はメスに吸収されるオス──チョウチンアンコウ
9 生涯一度きりの交接と子への愛  タコ
10 無数の卵の死の上に在る生魚──マンボウ
11 生きていることが生きがい──クラゲ
12 海と陸の危険に満ちた一生──ウミガメ
13 深海のメスのカニはなぜ冷たい海に向かったか──イエティクラブ
14 太古より海底に降り注ぐプランクトンの遺骸──マリンスノー
15 餌にたどりつくまでの長く危険な道のり  アリ
16 卵を産めなくなった女王アリの最期──シロアリ
17 戦うために生まれてきた永遠の幼虫──兵隊アブラムシ
18 冬を前に現れ、冬とともに死す“雪虫”──ワタアブラムシ
19 老化しない奇妙な生き物──ハダカデバネズミ
20 花の蜜集めは晩年に課された危険な任務──ミツバチ
21 なぜ危険を顧みず道路を横切るのか──ヒキガエル
22 巣を出ることなく生涯を閉じるメス──ミノムシ(オオミノガ)
23 クモの巣に餌がかかるのをただただ待つ──ジョロウグモ
24 草食動物も肉食動物も最後は肉に──シマウマとライオン
25 出荷までの四、五〇日間──ニワトリ
26 実験室で閉じる生涯──ネズミ
27 ヒトを必要としたオオカミの子孫の今──イヌ
28 かつては神とされた獣たちの終焉──ニホンオオカミ
29 死を悼む動物なのか──ゾウ

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