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ひれふせ、女たち~ミソジニーの論理~
ケイト・マン
著
小川 芳範
翻訳
発行年月 |
2019年11月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
408p,27p |
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大きさ |
21cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/社会学/家族・世代 |
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ISBN |
9784766426359 |
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商品コード |
1030951366 |
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NDC分類 |
367.1 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2019年12月4週 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2020/07/25 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1030951366 |
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著者紹介
ケイト・マン(著者):コーネル大学哲学科准教授。専門は倫理・社会・フェミニズム哲学。学術雑誌のほか、『ニューヨーク・タイムズ』『ハフィントンポスト』などにも寄稿。
内容
「女性嫌悪」とされるミソジニーとは何か?
家父長制を維持するための「魔女狩り」のメカニズムを明らかにする
革新的なフェミニズム思想のベストセラー
「ミソジニー」についての初めての研究書であり、フェミニズム思想を刷新した注目作がついに翻訳。
なぜアメリカ大統領選でドナルド・トランプがヒラリー・クリントンをおさえ勝利したのか?
なぜ性犯罪をおかした男性は免責される傾向にあるのか?
なぜ「インセル」による女性の殺人事件が起こるのか?
なぜ女性の証言は信用されないのか?
なぜ堕胎を理由に女性は罰せられるのか。
なぜ戦時中の虐殺において、レイプがかならず含まれるのか?
なぜ女性たちはいつも「与える」ことを期待されるのか?
社会生活と政治の中にある「ミソジニー」を、分析哲学的アプローチで探究することで「ミソジニー」を定義し直し、それがどのように機能しているか明らかにする。
【各誌レビューのご紹介】
私は長いあいだ性差別とミソジニーについて考え、教えてきたが、この本は新鮮な視点を開いた。たとえば、信念としての性差別と、執行戦略としてのミソジニーを説得力のある方法で区別している。(中略)ミソジニーというものが主として、女性の与えるサポート、サービス、ケアへの要求についてなのだという本書の議論は、たしかに、この激動の時代の物語の少なくとも大きな一部分だろう。(マーサ・ヌスバウム、哲学者・倫理学者)
[著者が]ミソジニー理解を明らかにして、議論のために現実社会の実例をフル活用していることは、称賛に値するし、すぐれた哲学の典型となっている。(マリ・ミッコラ、哲学者)
絶好のタイミングで出版された本書は、私たちの前に現われる、いびつで根深い現象の理論的枠組みを提供してくれる……この本によって、個々のミソジニストを明らかにすることは難しいが、ミソジニーを根絶することはもっと難しいのだと気づくことができる。(カルロス・ロサダ『ワシントン・ポスト』)
ミソジニーとは何か。性差別とはどう違うか。なぜ男性優位の状況が続いているように見えるのか。[この本の中に]答えがある。著者の主張によると、ミソジニーは女性に対する男性の敵意や憎悪ではなく、男性の支配にあらがう女性をコントロールし、罰することだという。 ミソジニーは、家父長制を強化する女性に報酬を与え、そうでない女性を罰する……この本は、私たちが社会で果たす役割、出生時に割り当てられ、ほとんど疑問視しない性的役割に注目し、そしてその役割を拒否する人々、とりわけ女性をどのように罰するか示している。(ショーン・イリング『Vox』)
分析道徳哲学のツールを展開して、ミソジニーの論理を印象的に説明している。…